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「トランジション」と「社会的レリバンス」

 

生徒・学生の卒業後の職業生活への移行(職業的自立)と、社会的・発達的に青年期から大人への移行(社会的自立)の両方を問題とする「トランジション」。

学校での学びが社会や仕事とどのように結びつき、どのような意義があるのかを問う「社会的レリバンス」。

新学習指導要領の高等学校と小・中学校の大きな違いは、「共通性の確保」と「多様化への対応」です。小中学校と違い高校は学区制がなく、また普通高校や専門高校、総合高校、定時制高校、さらに通信制の高校など、まさに多様な学校があり、生徒一人ひとりも多様な特性を持っています。卒業後の進路も大学、専門学校、就職、海外留学と多岐にわたり、進路指導もそれぞれに合った対応が求められます。

しかしながら、「トランジション」と「社会的レリバンス」というテーマは、全ての生徒にとっての「共通性の確保」が求められる課題です。その課題に対応する教育が「キャリア教育」と「シティズンシップ教育」だと言えます。学校から仕事や社会へのスムーズな移行を実現するための、社会的・職業的自立支援をする「キャリア教育」。また高3生の18歳からは選挙権が与えられ、一人の市民として社会的な責任も問われます。グローバルな視点を持つ市民になるための「シティズンシップ教育」が大変重要になってきます。

わたしたちNPO法人16歳の仕事塾は、2009年から主に高等学校でキャリア教育の支援活動を行ってきました。生徒が安心できる学校という“場”にこだわり、公教育の一環として活動を続けてきました。そして私たちが最も重視するのが“品質”です。300名を超える第一線で活躍する社会人講師、約50名のワークショップデザイナー育成プログラムの修了生や、キャリアコンサルタントの資格を持つファシリテーター。実施後の振り返りを重視し、ブラッシュアップしていくワークショッププログラム。

これからも常に“品質”を高め、生徒たちにとっての課題である「トランジション」と「社会的レリバンス」に貢献してまいります。

 

そして2019年、10周年を期に、新たにMission、Visionを策定いたしました。

Mission:『啐啄(そったく)』

~ヒナ鳥が殻を破る時の親鳥のように、高校生が一歩踏み出すのを応援したい!~

設立当初よりわたしたちのロゴマークにはその思いが込められています。

※「啐」はひなが卵の殻を破って出ようとして鳴く声、「啄」は母鳥が殻をつつき割る音

Vision:一人ひとりが輝ける社会を目指す

 

【16歳の仕事塾プログラム】

①社会人授業(1コマもしくは2コマ)
第一線で活躍する社会人による授業。1コマと2コマの場合とがある。2コマの場合は生徒は事前に講師のプロフィール・レジュメを読み、自分が希望する講師の授業を2つ選択できるプログラム。

②社会人授業+価値観・職業興味ワークショップ(2コマ)
進路や職業は興味、価値観、能力、環境から考えると良いとキャリア理論で言われるが、その興味と価値観を探る自己理解ワークショップと社会人授業を組み合わせたプログラム。

③社会人へのインタビューワークショップ(2コマ)
社会人へのインタビューを通して、自らの将来を考えるきっかけやヒントを得ることができる。また異世代とのコミュニケーションを体験的に学べるプログラム。

④右脳・左脳ワークショップ(1コマ)
今の自分の興味や好みが右脳型か左脳型かの自己分析ができる。また社会は多様な人から構成されていることや、努力することで脳を鍛えられることを理解するプログラム。

⑤社会人基礎力ワークショップ(2コマ)
経済産業省提唱する「社会人基礎力」を座学とワークシートを活用した自己分析、および体験型グループワークを通して理解するプログラム。

⑥チームコンセンサスワークショップ(2コマ)
個人で考えるよりも、チームで論理的に話し合いコンセンサスを取った方がより良い結果を生むということを体験的に学ぶプログラム。

⑦社会の中の自分~役割を考えるワークショップ(2コマ)
人は誰でも社会とのつながりにおいて何らかの役割を持っていることを学び、自分の過去、今、そして未来における役割を理解し想像することで「自己有用感」「自己肯定感」を醸成する。地域社会とのつながりの中で、様々な役割を果たしていくことが自分らしく生きることであることを学ぶプログラム。

⑧勤労観・職業観ワークショップ(2コマ)
未来の自分を見据えて、また時代や環境の変化に合わせ主体的に生きていくことが今強く求められている。「勤労観・職業観ワークショップ」では、1コマ目で時代の変化にともなう職業の変化を知り、2コマ目は働き方、特に正社員とフリーターの働き方の違いを理解することができる。

⑨マシュマロチャレンジ(2コマ)
スパゲッティの最も高いタワーが出来たチームが勝ちとなるプログラム。それぞれのチームがPDCA(Plan, Do, Check, Acrion)を回して、チーム力を高めるチームビルディングを体験的に学べるワークショップである。

⑩ジョブシャドウイング(1日終日)
高校生を企業に招き、社員一人に高校生一人が”影”のように付いて、その社員から仕事について働くことについて学ぶプログラム。午前中はジョブシャドウを行い、午後は気づいたことを模造紙等にまとめて大勢の社員や役員の前でプレゼンする。そしてペアになった社員やその他社員からフィードバックをもらう。ジョブシャドウイングとプレゼンテーションを組み合わせたプログラム。

⑪プレゼンテーション(1日終日)
最初にプレゼンテーションの基礎が学べる「プレゼンテーションとは」について講義を行い、その後チームビルディングのワークを体験。そして各チームでパソコンやタブレットを使い、あるテーマについてチームで考え、話し合い、パワーポイントにまとめる。学年生徒全員の前でプレゼンを行い優秀チームを選出するプログラム。

⑫演劇的コミュニケーションワークショップ(2コマ)
チームにとっては情報の伝達、共有を目的とするコミュニケーションが重要である。しかしより強いチームとして機能するためには同じ目的に向かい、いかに全員がモチベーションを高く持ち続けるかが大変重要となる。個々のメンバーの意欲やアイデア、エネルギーを伝えあい、交換することで創発的な強いチームになる。それらを演劇的コミュニケーション手法を使い体験的に理解できるプログラム。